ゲームプログラマーになるには? 必要な資格や費用について

ここでは、中学生や高校、大学生、社会人までゲームプログラマーを目指している人のために、ゲームプログラマーになるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。

ゲームプログラマーとは?

ゲームプログラマーとは、家庭用ゲーム機用のゲームソフトや携帯アプリのプログラムを開発するコンピュータエンジニアの仕事です。システム開発などを担当するプログラマーやシステムエンジニアとは分けて考えておいたほうがいいでしょう。

システム開発であってもゲーム開発であっても、プログラミング言語が必要であることに変わりはないのですが、開発工程などに違いが大きいため、まったく別の業界であると考えておいた方がいいでしょう。

ゲームプログラマーになるには

基本的には、一般的なシステム開発のプログラマーと同様に独学でプログラミング言語やコンピュータに関する周辺知識を身につけるか、情報処理系の専門学校や大学に通うというのが一般的です。

専門学校・ゲームスクールについて

専門学校を選ぶ場合、情報処理系の専門学校とゲームクリエイター向けの専門学校の2つがあります。どちらも2年制の学校が多いですね。学費(費用)は年間50万から100万円くらいが相場です。

ゲームの専門学校の場合はゲーム開発に特化した授業を受けることが出来るというメリットがある一方、どうしても知識やスキルが偏りがちになってしまうというデメリットがあります。

逆に情報処理系の専門学校に進んだ場合は、ゲーム開発に必須とされるようなプログラミング処理を学ぶことが出来ないというデメリットがある一方で、ゲーム業界以外の就職先も視野に入れることができ、将来的な選択の幅が広がるというメリットがあります。

大学は理系・文系?ゲームプログラマーに向いている学部、学科は?

大手のゲーム会社に入りたいのであればやはり大卒の方が採用はされやすいでしょう。実際にプログラマーとして働いている人を見ると圧倒的に理系出身者が多いのですが、文系出身だからとってゲームプログラマーになれないというわけではありません。

大学の学部、学科についても、特にこれがおすすめというところがないのが現状です。プログラミング技術を学ぶという意味では、理学部や理工学部の情報処理系の学科や数理工学といった学科がありますし、ゲームプログラミングに必要な数学や物理学の知識を学ぶために数学科や物理学科を選ぶという選択肢もあるでしょう。

独学でゲームプログラマーになるには

独学でゲームプログラマーになることも十分に可能です。プログラミングに関する情報やゲーム開発に関する情報はネット上に溢れているので、独学で知識や技術の習得が出来ます。特に今、中学生ぐらいで将来ゲームプログラマーになりたいと考えているのあれば、まずは独学でプログラミングの勉強を始めてみることをおすすめします。

中卒や高卒の場合

ゲーム業界は実力主義の世界でもあるので、中卒者や高卒者であっても技術さえ持っていれば、ゲームプログラマーとして働くことも可能です。さすがに大手ゲーム会社の場合は大卒でないと厳しい面もありますが、中小のゲーム会社であれば問題ないでしょう。

女性でもなれる?

もちろん女性であってもゲームプログラマーになることは出来ますが、ゲーム業界内の男女比を考えた場合、圧倒的に男性の方が多いというのが実情です。特にゲーム業界の職種の中でもプログラマーは女性の割合が低くなっています。

必要な知識やスキル

プログラミング言語および、ハードウェアやソフトウェア、インターネットなどに関する知識が必要です。プログラミング言語については最低でも一つを習得しておく必要があります。

さらにゲームプログラマーになるには数学や物理に関する知識も欲しいところです。例えば、3Dゲームの開発には「行列」についての理解が必要になります。

ゲームプログラミングを勉強するために役立つ本・書籍

初心者からゲームプログラミングを勉強する場合に役に立つ本・書籍を紹介しています。サンプルが付いており実際にゲームを動かしながら学習することが出来ます。

ゲームプログラマーにおすすめの書籍

ゲームプログラマーに必要な資格について

ゲームプログラマー向けの有効な資格というものはありません。ただ、情報処理系の国家資格を持っていて損はないでしょう。基本的な知識を問われる「基本情報技術者」はプログラマーを目指す人におすすめの資格の一つです。

プログラマーの資格について詳しく

社会人からゲームプログラマーへの道

社会人からゲームプログラマーになるには、独学、もしくは情報処理系の専門学校や大学に通うことになるでしょう。スキルの習得に必要な時間や費用が確保できれば特に注意すべきことはありません。ゲームクリエイター、ゲームプログラマーを専門とした学校もあるので、そういった施設も選択肢の一つになるでしょう。

働きながらゲームプログラマーを目指す場合は夜間の専門学校に通学するか独学で勉強する方法をおすすめします。

仕事内容(ゲームプログラマー)

ゲームプログラマーの仕事は、簡単に言えばゲームのプログラムを作成することです。パソコンや家庭用ゲーム機を始めて、ポータブルゲーム、携帯アプリなどのプログラムの開発を行います。

一人で開発するというケースはほとんどなく、一般的にはグループでプロジェクトチームを組んで開発を行います。プログラマーのリーダーとなる存在をメインプログラマーと呼び、その他のスタッフをサブプログラマーと呼ぶことがあります。

メインプログラマーは、プログラムの核となる重要な部分のコーディングを担当する他、プログラマーチームのまとめ役となったり、ディレクターや他の開発スタッフとの調整役となったりします。

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