ボイラー技士になるには? 必要な資格や費用について

ここでは、学生から主婦、社会人までボイラー技士を目指している人のために、ボイラー技士になるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。

ボイラー技士とは?

ボイラー技士とは、冷房や暖房を使用している建物の空調管理を行う専門の仕事です。ボイラー技士として働くためには、国家資格であるボイラー技士免許が必要となります。

いわゆる業務独占資格の一つであるため、ボイラー技士の資格を持っていると就職や転職の際に役に立ちます。

ボイラー技士になるには

ボイラー技士になるためには、厚生労働省が実施するボイラー技士免許試験に合格する必要があります。二級、一級、特級があり二級以外の取得には実務経験が必要となります。

就職やアルバイトの採用条件には、二級以上とされていることが多いので、ボイラー技士になりたい場合には、まず二級の取得を目指しましょう。

なお、試験内容は、選択式の筆記(学科)試験のみで、記述試験や実技試験は行われません。

受験資格について

二級はボイラー実技講習(三日間)を受講することで受験資格が得られます。また、二級を合格することで一級の受験資格が、一級を合格することで特級の受検資格を得ることが出来ます。なお、年齢制限は原則ありません。

この他、ボイラー技士としての実務経験の内容によって受験資格が得られる場合もあります。詳細はこちらのページよりどうぞ。

学歴や年齢制限、性別について

ボイラー技士免許試験の受験条件や免許の交付要件に年齢や学歴の制限はありません。中卒や高卒の人であってもボイラー技士になることが出来ます。また、男女比の割合を考えると男性の方が多いのですが、もちろん女性であってもボイラー技士の免許の取得は可能です。

実務経験について

一級、特級の資格を取得するためには、ボイラー取り扱いの実務経験も必要です。一級の場合は、「2年以上の取り扱い経験、または、1年以上ボイラー取扱作業主任者の経験」、特級の場合は、「5年以上の取り扱い経験、または、3年以上のボイラー取扱作業主任者の経験」が必要となります。

ボイラー技士の専門学校・スクール、通信教育について

ボイラー技士免許試験のための講座やスクール、通信講座などもあります。学費(費用)もそれほど高くないので資格試験が心配な人は利用してみるのも一つの方法です。但し、ボイラー技士の資格試験の内容はそれほど難しくないため、独学でも十分に合格を目指せます。

社会人からボイラー技士になるには

社会人からボイラー技士になるためには、他業種からの転職であれば、まずはボイラー実技講習を受講して、受験資格を得て二級ボイラー技士の取得を目指しましょう。二級の資格を持っていれば、アルバイトなどでも実務経験を積むことが可能となります。

ボイラー技士免許の交付条件

ボイラー技士試験の受験条件は比較的わかりやすいのですが、国家試験に合格したとしても特定の条件を満たさなければボイラー技士免許は交付されません。

ボイラー実技講習

二級ボイラー技士の交付条件を満たすための講習会です。ボイラー取扱いの実務経験の無い人が二級ボイラー技士免許を取得する場合に受ける法定講習となります。内容は講習のみ(一部、ボイラー設備の見学などもあり)で筆記試験や実技試験などは実施されません。

講習会は3日間を要します。この講習を受けただけでは免許は取得出来ず、二級ボイラー技士免許試験に合格する必要もあります。

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