パティシエになるには? 必要な資格や費用について

ここでは、学生から主婦、社会人までパティシエを目指している人のために、パティシエになるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。

パティシエとは?

パティシエとは、簡単に言ってしまえば洋菓子職人のことです。パンやケーキ、デザートなど様々な洋菓子を作るお仕事になります。

働く場所としては、洋菓子店やレストラン、さらには洋菓子メーカーなどが挙げられるでしょう。仕込みに時間がかかるケースが多く、朝の早い仕事であることでも知られています。

パティシエになるには

パティシエになるためには、必須とされる資格や免許はありませんが、洋菓子作りやデザート作りに関する基本的なスキルは身につけておきたいところです。一般的には高校卒業後にパン屋さんやケーキ屋さんに就職して現場で働きながらパティシエに必要な技術を習得していく方法と、高校卒業後に製菓衛生師を養成する専門学校・スクールに入学する方法の2通があります。

年齢・性別・給与について

年齢は原則関係ありませんので、30代、40代からパティシエになることも可能です。また、性別についても男性が多いイメージが強いですが、女性でも問題ありません。平均給与・年収については厚生労働省の発表している額で315万円ほどなので、一般的なサラリーマンと比べるとかなり低いと言わざるを得ないでしょう。

通信教育・通信講座について

専門学校のパティシエ向けのコースの中には通信教育や通信講座も用意されています。大抵の講座には通信のみでなく学校に通って実習を受けることが出来るスクーリングもあります。期間は1年間で学費は20万円程度なので、働きながらパティシエになりたいという社会人の人に向いています。

短大・大学について

数は少ないのですが、パティシエを目指すための学部・学科が設置されている短大・大学(ほとんどは短期大学)も存在します。そういった短大のない都道府県もあるので、対象者は限定されてしまいますが、パティシエになるために短大に入学するという選択肢もあるでしょう。

中卒でパティシエになるには

パティシエに必要な資格というものはありませんので、学歴や年齢は関係なく中卒者や高卒者でもパティシエを目指すことが可能です。また、パティシエに役立つとされている資格の「製菓衛生師」、「菓子製造技能士」も中卒で取れるものです。最終的な就職活動の際はやや不利になることが考えられますが、基本的には学歴不問と考えていいでしょう。

社会人からパティシエへの道

社会人や主婦からパティシエになるには、夜間の洋菓子系の専門学校に通ったり、製菓専門学校の通信教育を利用したりするというのが一般的です。働きながら目指す場合は、勉強をする時間と専門学校の費用(学費)の確保が大切になってきます。

パティシエに役立つ資格

パティシエに関連する資格には、国家資格も含めて役立つものがいくつかあります。

製菓衛生師

製菓衛生師は、パンや菓子を製造する上で必要となる技能や公衆衛生の知識に関する国家資格です。受験資格を満たし製菓衛生師国家試験に合格することで取得出来ます。

受験資格を得るためには、指定の養成施設を修了するか、2年以上の実務経験を積む必要があります。資格試験の内容は学科試験(筆記)と実技試験です。

パティシエになるには、この製菓衛生師の資格は必須ではありませんが、資格を持っていなと製菓衛生師を名乗ることは出来ません。この辺りは調理師資格と同様です。

菓子製造技能士

菓子製造技能士は、和菓子および洋菓子を製造する技能に関する資格です。洋菓子製造と和菓子製造に分かれ、それぞれ1級と2級があります。試験内容は学科試験と実技試験が実施されます。

製菓衛生師と同様にパティシエになるためには必須の資格ではありません。

スポンサードリンク