ソムリエになるには【社会人・学生のための仕事辞典】

ソムリエになるには？必要な資格や費用について

ここでは、学生から主婦、社会人までソムリエを目指している人のために、ソムリエになるにはどんな方法があるのか？どのくらいの費用がかかるのか？について説明しています。

ソムリエとは、一般的にはワイン専門の給仕人の仕事です。レストランなどの飲食店において、お客さんがワインを選ぶ際にアドバイスをします。日本では国家資格はありません。

日本では「野菜ソムリエ」のようにワイン以外でも"ソムリエ"の名称が使用されることがありますが、このページではワインの専門家のことを指しています。

ソムリエになるためには、国家資格がないために明確な方法があるわけではありませんが、民間の団体が認定する資格を取得するというのが一般的です。

資格認定を行っている団体には、日本ソムリエ協会（JSA）と全日本ソムリエ連盟 (ANSA) があります。実務試験を受けたり、講習を受けたりすることで資格を取得することが出来ます。

社会人からソムリエになる場合は、飲食業に従事している場合であれば比較的スムーズとなります。資格の中には、ワインやアルコールを提供する飲食業での実務経験が必要となる場合があるためです。

日本ソムリエ協会が認定する資格には「ソムリエ」、「シニアソムリエ」があります。それぞれの資格を取得するためには一定の経験を経たあとに試験に合格しなくてはいけません。詳細は日本ソムリエ協会のHPはからどうぞ。

「ソムリエ」の試験を受けるためには、ワインおよびアルコール飲料を提供する飲食サービス業を通算5年以上経験し、現在も従事している必要があります。なお、３年以上会員である人は３年以上の従事で構いません。

「シニアソムリエ」の試験を受けるためには、「ソムリエ資格認定後3年以上経過」、「ワイン及びアルコール飲料を提供する飲食サービス業を通算10年以上経験」、そして「現在も従事している」の３つの条件を満たす必要があります。

全日本ソムリエ連盟 (ANSA) が認定する資格には「ソムリエ」、「ワインコーディネーター」、「プロフェッショナルソムリエ」があります。こちらは実務経験などは必要無く、所定の講習を受けて認定試験に合格すれば取得することが出来ます。詳細は全日本ソムリエ連盟 (ANSA)のHPよりどうぞ。