バリスタになるには? 必要な資格や費用について

ここでは、学生から主婦、社会人までバリスタを目指している人のために、バリスタになるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。

バリスタとは?

バリスタとは、喫茶店やコーヒーショップにおいてエスプレッソなどのコーヒーを淹れるお仕事です。「バリスタ」という言葉自体には明確な定義はなく、例えば家庭でエスプレッソを淹れる人もバリスタと呼ぶことが出来ます。

バリスタとして働いていくためには、コーヒー豆の専門知識やエスプレッソマシンの使い方、デザインカプチーノの技術などが要求されます。

コーヒーチェーン店のスターバックスでは、エスプレッソの提供はコーヒー豆の販売を行うスタッフ(アルバイトを含む)を「バリスタ」と呼んでいます。

バリスタになるには

バリスタになるためには、特に一般的とされるルートがあるわけではありません。これは「バリスタ」という言葉が指す範囲広いことも影響しています。カフェチェーン店のアルバイトスタッフであってもバリスタですし、喫茶店のオーナーもバリスタです。

エスプレッソの淹れ方などの技術を学びたい場合は、以下で紹介するように専門学校やスクールで学ぶことも出来ますが、スタバでアルバイトスタッフとして働くことでも十分に勉強になります。

専門学校・スクール

数はそれほど多くありませんが、バリスタを目指す人のための専門学校やカルチャースクールも存在します。こういった学校では、コーヒーに関する知識の他、エスプレッソマシンの使い方や、カプチーノアートの技術、カフェフードの作り方などを学ぶことが出来ます。

学費は各学校によって様々ですが、日本バリスタ協会のライセンス取得を目指した学校の場合は1年間の受講で学費が50万円ぐらいかかります。

通信教育・自宅学習

自宅で勉強しながら通信講座を利用してバリスタの関連資格を取得できるものもあります。費用・学費は5万〜10万程度で期間は3ヶ月から半年ぐらいのものが多いようです。DVD等の他、サイフォンやコーヒー豆などが教材として送られてきます。エスプレッソマシンを別途購入しなくてはいけない通信講座もあるので、費用面は注意した方がいいでしょう。

社会人からバリスタになるには

社会人や主婦からバリスタを目指す場合は時間の確保が課題になるでしょう。JBA資格を取得出来る学校の中には週末(土日)のみのところもあるので働きながらバリスタの勉強も可能です。

留学してバリスタになるには

本格的にバリスタになりたいと考えている人の中には留学を検討している人もいるでしょう。バリスタの留学先としては、アメリカのシアトルやイタリア、オーストラリア、ニュージーランドなどが人気があります。

バリスタに役立つ資格

国家資格はなく、民間が認定する資格の数も多くありません。

JBA(日本バリスタ協会) バリスタライセンス

バリスタのための資格には、民間のものがいくつかありますが、その中でも最も有名なのが日本バリスタ協会が認定する「JBA バリスタライセンス」でしょう。レベル1〜レベル3までのクラスがあり、試験は筆記と実技が実施されます。

一般財団法人JADP カーサバリスタ資格

コーヒー豆に関する知識やコーヒーの抽出技術、デザインカプチーノの技術を持っていることを証明する資格です。コーヒーの抽出技術にはサイフォンやペーパードリップがあります。JADPの指定する学校のカリキュラムを修了して資格試験に合格することで、カーサバリスタ資格の取得が出来ます。試験ではコーヒーの専門知識の他に、デザインカプチーノの技術を問われます。

一般財団法人JADP ティースペシャリスト資格

紅茶に関する専門知識や紅茶の淹れ方の技術を持っていることを証明する資格です。バリスタとは直接関係ありませんが、カフェの仕事をする場合に役に立つでしょう。カーサバリスタと同様にJADP指定の学校の教育課程を修了してから試験に合格することで取得出来ます。

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