歯科助手になるには? 必要な資格や費用について

ここでは、学生から主婦、社会人まで歯科助手を目指している人のために、歯科助手になるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。

歯科助手とは?

歯科助手とは、歯科医院において補助的な業務を行う仕事です。歯科衛生士や歯科医師が国家資格であるのに対して、歯科助手には明確な定義付けはされていません。仕事内容に関しては歯科医院ごとで変わってくるでしょう。

ただ、医療行為はもちろん診療補助の業務にも一切携わることは出来ません。基本的には事務的、雑務的な作業になります。

歯科助手になるには

歯科助手になるためには、必須とされている資格やスキルなどはありません。どういった資格やスキルが必要となるのかは、それぞれの歯科医院によって違ってくるでしょう。歯科診療に関する知識が無い人でもなれる場合もあります。

資格について

国家資格はありませんが、社団法人や民間企業が管理している歯科助手向けの資格はあります。最低限の知識を有していることや、ヤル気をアピールするためにもこうした資格を取得しておいても損は無いでしょう。

「日本歯科医師会」が運営する「認定歯科助手資格制度」や、「技能認定振興協会」が運営する「歯科 医療事務管理」などがあります。基本的には誰でも受験することができ、講習の受講や筆記試験、実技・実習などを経て資格を取得出来ます。

学歴や年齢の影響

歯科助手になるには学歴や年齢は関係ありません。年齢不問・学歴不問です。大卒はもちろん、中卒や高卒でも仕事に就くことが出来ます。但し、歯科助手というのはアシスタント的な役割ですので、比較的若いスタッフが多く、30代、40代以上となると採用されにくくなる傾向にあります。

専門学校・スクール

歯科助手の業務内容に絞った専門学校やスクールというのは基本的にはありません。医療事務や看護助手、歯科助手などの業務に就くにあたって必要となる知識や技術を統合的に学べる講座がほとんどとなるでしょう。学費はそれぞれの専門学校によっても大きく異なりますが、概ね50〜100万円ほどになります。

通信教育・通信講座

通信教育を利用して歯科助手の資格を取ることが出来ます。内容は書籍やDVDなどによる勉強と添削指導が中心となります。スクーリングを備えている通信講座はほとんどありません。期間は3ヶ月から6ヶ月程度、費用は5万円前後の講座が多いようです。

社会人から歯科助手への道

社会人から歯科助手になるには、まずは働きながら資格の取得を目指すことをおすすめします。通信教育や専門学校の土日のみ、夜間の講座を利用することで歯科助手系の資格取得が可能です。

仕事内容(歯科助手)

冒頭でも書いたように、歯科助手の仕事内容は事務や雑務が中心です。窓口での受付や電話対応、医療器具の準備や洗浄、院内の清掃といった作業になるでしょう。

雇用形態はパートやアルバイトが中心ですが、歯科医師や歯科衛生士の仕事を間近で見ることが出来るので、歯科衛生士や歯科医師になりたいと思っている人には向いている仕事と言えるかもしれません。

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