棋士になるには? 必要な資格や費用について

ここでは、棋士を目指している人のために、棋士になるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。

棋士とは?

棋士とは、将棋や囲碁の対局を生業とする人のことを指します。アマチュアと区別して「プロ棋士」と呼ぶ場合も多いですね。

将棋棋士は日本将棋連盟に、囲碁棋士は日本棋院(または関西棋院)に所属して対局を通じて収入を得ていくことになります。

棋士になるには

棋士になるための方法は将棋と囲碁でそれぞれ異なりますが、ともに原則として年齢制限が設けられており、子供のころから厳しい競争を勝ち抜いていかなければなりません。

どちらも養成機関に入るのが一般的なルートですが、養成機関に入れるのは各都道府県でトップクラスの実力を持つ少年少女だけであり、さらに養成機関に入った後も一定の年齢までにプロ棋士になれなければ退会しなくてはいけません。

囲碁棋士

囲碁棋士になるためには、まずは日本棋院のプロ棋士養成機関である「院生」になる必要があります。院生になれるのは14歳までです。

院生同士で実力を磨きあい、その中の上位の者だけが入段試験の受験資格を得ることができ、この試験に合格すればプロ棋士としてデビューすることが出来ます。

将棋棋士

将棋棋士になるためには、囲碁と同様に養成機関の「奨励会」に入る必要があります。奨励会に入るためには入会試験がある他、プロ棋士の推薦を受けなければなりません。奨励会の中で所定の成績を収め、四段まで昇段することでプロ棋士になれます。

社会人から棋士への道

以前は社会人から「棋士になりたい!」と思ってもアマチュアからプロになるためのルートが無かったのですが、現在では将棋棋士、囲碁棋士ともに、社会人から棋士になるための方法も設けられています。

囲碁(関西棋院)の場合はプロ棋士相手の試験碁で所定の成績を収めることで、将棋の場合はアマチュアからプロへの編入試験に合格することで、プロ棋士になることが出来ます。

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